1183年に木曽義仲軍の先鋒今井兼平が陣を張ったとかいう古い山城跡で、新しくは羽柴秀吉軍が、佐々成政を富山城に攻めた時に先陣を置いたとされているが、薮に覆われている部分が多く、城跡としての魅力には乏しい。
一方、標高145mの城山の頂上であり、一等三角点が設置されている。それとは別に「天測点」の銘板のもっと大きいコンクリートの塊も設置されている。現在は使われていないが、星を観測して緯度・経度を決定していた基準点で、富山県では唯一の点とのことである。
富山城はじめ市街地だけでなく、神通川、常願寺川、立山連峰が望める眺望点である。